ブック展示「なぜ研究倫理なのか?」開催中
図書館では、1月17日(火)から、ブック展示「なぜ研究倫理なのか?」を開催しています。
◆展示期間:2017年1月17日(火)~2月10日(金)
◆展示場所:図書館新着図書コーナー
◆展示図書:
- 背信の科学者たち--論文捏造はなぜ繰り返されるのか? / ウイリアム・ブロードほか
- 背信の科学者たち--論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか(ブルーバックスB-1535) / ウイリアム・ブロードほか著
- 研究不正--科学者の捏造、改竄、盗用(中公新書2373)/ 黒木登志夫著
- 論文捏造はなぜ起きたのか?(光文社新書714) / 杉晴夫著
- 論文捏造(中公新書ラクレ226) / 村松秀著
- 人文・社会科学のための研究倫理ガイドブック / 眞嶋俊造ほか編著
- コピペと捏造--どこまで許されるのか、表現世界の多様性を探る / 時実象一著
- 工学部ヒラノ教授の事件ファイル(新潮文庫) / 今野浩著
- 捏造の科学者--STAP細胞事件 / 須田桃子著
- STAP細胞 残された謎 / 佐藤貴彦著
- 旧石器発掘捏造のすべて / 毎日新聞旧石器遺跡取材班
- 発掘捏造(新潮文庫) / 毎日新聞旧石器遺跡取材班
- 古代史捏造(新潮文庫) / 毎日新聞旧石器遺跡取材班
下のURLから関連する電子ブックも読むことができます。
https://libwww.nara-edu.ac.jp/opac/category/8
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その人が掘るたびに、日本人の歴史は数万年、数十万年の単位で遡っていきました。彼は「神の手」と呼ばれ、日本史の教科書にもそれらの遺跡が掲載されました。
その人が発見した外部刺激を与えるだけで作成でき、ガン化のリスクも低い新しい万能細胞は、難病患者たちに夢や希望を与えました。
しかし、これらの画期的な発見が捏造だとしたら…。
黒木登志夫氏は著書『研究不正』の中で、日本は研究不正大国になってしまった、
と嘆いています。研究倫理や研究不正の問題については本学でも全学あげて力を入れており、学生さん向けにも「研究倫理セミナ-」の開催や、啓蒙のためのリーフレットを
作成しています(↓こちらからダウンロードできます)。
http://www.nara-edu.ac.jp/ADMIN/LAI/kenkyu/guidelines/rinri-leaflet.pdf
遠い世界の出来事ではありません。レポートを執筆する際にも倫理が求められます。誰もが、普段から、不断に、理解を深めておいていただきたい内容です。今回の展示をきっかけにしてもらえたら幸いです。
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